発達障害支援プログラム 大分 精神科 博愛病院 博愛診療所

〒870-0868 大分市野田1111番地
TEL.097-586-0888 (代表) FAX.097-586-0889

発達障害(AD/HD,アスペルガー,自閉症など)とは

発達障害は誰もが生まれつき持っている『個性』であり『特性』です。
具体的には「こだわり」「多動」「落ち着かなさ」「過度の不安や自己主張のなさ」「突然の感情爆発」など多様です。
またこれらは人格のベースを成すものであり、容易に変わるものではありません。
(DSM-ⅣでいえばⅡ軸に該当,病前性格)
特に成人期以降は人格が固定化するため、この部分が劇的に変わることはありません。

また人格障害と同様に幼少期からの家庭的背景や養育環境も重要です。
特に大きな偏りのある発達障害では、養育者自身が「特性を受け入れた対応ができているか」「ムダに怒り過ぎていないか」など常に自己チェックしつつ本人と接する必要があります。
根本的には「幼児期からの地道な療育」や「福祉(時に医療)‐教育‐就労の連携」による包括的かつ長期的で地道なケアが必要なのです。

そこで我々は発達障害に対する早期からの療育的介入が重要と考え、以下の発達支援プログラムを確立させました。

発達支援プログラムの表

当院が確立した発達障害の治療システム(支援プログラム)を紹介します。

※ 図のように各就労支援施設は精神科デイ・ケアと緊密に連携しているため、まずは精神科デイ・ケアの利用が必須となります。

ステージⅠ.外来(在宅)支援

外来写真 まずは、外来治療からスタートします。
他医療機関や学校、保健所、児童相談所、地域生活支援センターや就労支援センターなどの社会資源を経て又、ご本人やご家族が直接当院で初診します。外来では診断、神経心理学的検査により発達障害のどのタイプか、併存はあるかの詳細が診断され、同時に家族、本人に特性を知っていただきます。神経心理学的検査は当院で開発した発達障害チェックリストで診断します。

ステージⅡ-1.デイ・ケア通院による在宅支援

デイケア写真 児童発達障害支援及び精神科~成人までの方々に思春期や成人期の精神科デイ・ケア未就学児からの発達支援事業及び児童等の通院で、「自由」と「構造化」された専門的支援を提供しています。
集団の中で「遊び込み」の提供と、サマースクール等毎年春・夏・冬の長期休業時にはスクーリングで開始と終了の前後での特性評価を行い、才能 を分析し、特性にあった専門的な技術支援を行い、来るべき就労継続支援施設での実践の機会を待ちます。

ステージⅡ-2.入院による特性の把握と薬物調整

入院写真 入院治療では、こだわり特性のために周囲とかみ合わず、パニックを起こしてしまうことに対し、こだわりの緩和、パニックの緩和のため必要な薬物選択と調整を行います。入院中は思考や行動の特性を把握するための神経心理学的検査と行動観察を実施します。

ステージⅢ

就労写真 いよいよ、訓練され特性を活かした就労への第一歩です。特性に応じたセクション、作業工程を準備し彼等の実践配備を待ちます。各セクションは常に調整会議で彼等の特性と実際の仕事内容との整合性を常にチェックしながら、適正な作業を選択、提供します。
森と花と人の中で自分のペースで心地よく働ける職場の提供、それが博愛病院が取り組む発達障害のための総合的就労継続支援事業です。
ゲニー工房の「ゲニー」はドイツ語で「天才」、マイスター工房の「マイスター」はドイツ語で「職人や達人」、Ei(アイ)工房の「Ei」はドイツ語で「殻の付いた卵」を意味します。

就労支援事業の実際
当院外来には子どもたちの他高校や専門学校、大学を卒業して就職したが、その後人間関係がうまく行かず退職し次に就職できずに悩んでいる人が多く来院します。私たちは、彼等の特性を充分に理解し、かつ専門性を持ったスタッフの集団を作り、就労移行支援、B型就労支援、A型就労支援といった様々な就労の機会を与え彼らの特性や才能と一般企業のニーズを突合させ一般就労に結び付ける「ハローワークマッチング」作業の実践を行います。ここに発達障害のライフステージのすべてのプログラムが完成したわけです。

また私たちはライフステージごとの支援目標を定めています。

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