加齢による脳組織の変性や異常タンパクの蓄積(アルツハイマー型・レビー小体型・前頭側頭型)あるいは脳卒中などが原因となり、「物忘れ」「時・人・場所がわからなくなる」「更衣や排泄等の日常動作ができなくなる」などの中核症状が進行する病気です。
介護上大きな問題となるのは周辺症状(BPSD)です。周辺症状とは中核症状がもとで生じた「物盗られ妄想」「興奮・怒りっぽさ」「昼夜逆転」「徘徊」などです。
我々はこの周辺症状に対し『デイケア-短期入所-入院』を柔軟に組み合わせ、一体的に運用することで「在宅中心のケア」を実践しています。
博愛の認知症デイ・ケアは専門スタッフがご本人の認知能力や身体能力に応じて、作業療法や生活指導・介護・投薬治療などの支援を行っています。
1.周辺症状に対応可能
精神科が運営する認知症デイなので、一般のデイサービスでは対応困難な怒りっぽさ、徘徊、妄想等の認知症周辺症状に対処が可能です。
2.充実した専門スタッフ
精神科医、内科医、看護師、作業療法士、技術指導員等の充実した医療・介護・福祉系の専門職が連携しチームでケアに取り組んでいます。
3.法人内の他施設と連携
急変時は医療スタッフがすぐに対応できます。また状況に応じて当法人のショートステイ「狐兎如庵(ことことあん)」への短期入所も可能です。
福祉車両による送迎
ご自宅から当院まで専用車両で、デイケアの介護スタッフが添乗して送迎いたします。
健康管理
常駐している看護師が毎日健康状態をチェックし、必要に応じてその場で医師に相談します。
食事介助
昼食は当院が提供し、自立度に応じた食事介助を行います。嚥下困難などで食事に配慮が必要な場合は栄養士と連携します。
入浴等の身辺介助
週2回の入浴介助の他、トイレ誘導やおむつ交換、歯磨き等の身辺介助を行います。
各種レクレーション
レクレーションを通して、運動機能、知的能力、日常生活能力の維持を図り、生きがいや楽しみを支援します。
各種理学療法
運動能力維持や介護負担軽減のため、体操や歩行訓練、ホットパックによる温熱療法などを取り入れています。
- 09:00~開始・健康チェック
- 10:00~リハビリテーション,レクレーション,男性入浴(希望者/週2回)
- 11:30~昼食・休憩・午睡
- 13:30~リハビリテーション,レクレーション,女性入浴(希望者/週2回)
- 14:30~茶話会
- 15:00~デイ・ケア終了,帰宅
※ 上記は午前9時開始の場合です。
開始時刻等については利用手続き時にスタッフまでご相談ください。
他にも、毎月「利用者の誕生日会」「お花見」「バスハイク」など趣向を凝らした季節行事を行っています。
年4回「デイ・ケア便り」「デイ・ケア新聞」を発行しています。
「利用条件」「料金」「対象年齢」「送迎可能な範囲」など、ご利用に関する詳しいお問い合わせは下記の病院代表番号までご連絡の上、「認知症デイケアを利用希望」とお伝えください。
博愛病院代表電話